低空飛コウ

好きなものいろいろ。

「被爆した女たちは生きた 〜長崎県女、クラスメイト達の65年〜」

朝倉あきさんは結構メインで出てましたね。確かに女学生の制服似合ってたなぁ。そしてやっぱ声好きだー。
番組は長崎で被爆した女学生たちの今と振り返った話からの再現ドラマという構成。
ドラマ部分では舞台のような演出が特徴的でした。
私が印象に残ったのは、終戦が描かれなかったことと日常生活への戻り方です。
終戦が描かれなかったのは被爆した人たちにとって「区切り」にはならないからですよね。
番組からは被爆したことを一生抱えて生きていくことの重さがとても伝わってきました。
そして、日常生活への戻り方。被爆した数ヵ月後?それほど経ってないうちから学校が再開しています。
けがをしながらでも家族を失っていても学校に通っていたことには驚きました。それが特別な状況ではなかったということなのかな*1
同級生の死が張り紙で伝えられても、どこかそういうものだと受け止めているように見えました*2
戦争中は死が身近というか、普通に生活していてもそうなるかもしれないという考えが常にあったんだろうなと思います。
それでも「被爆したこと」は60年以上経たないと語り合えないくらい大きいものだったんですよね。
日本で戦争が終わって65年経ちますが、やはり戦争がどういうものであったか伝えていくことは大切だと思いました。
今では実際の話を聞かないと想像すら及ばないことになってますから。

*1:あと、今より「学校」という存在が大きかったのかもしれません。名門ということでしたし。

*2:もちろん友達が生きていれば大いに喜びあうのですが。