低空飛コウ

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乃木坂46 真夏の全国ツアー2016 ~深川麻衣卒業コンサート~【6月16日】

静岡エコパアリーナで行われた深川麻衣さんの卒業コンサートに行ってきました。

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今、一番大好きな深川麻衣さんの卒業コンサート

深川さんに対する思い入れが強すぎて、見終わった後どうなってしまうんだろうと思っていましたが、終わってみるととても清々しく幸せな気分に包まれている自分がいました。それは深川さんがコンサート中ずっとみんなを楽しませようと考えて動いてくれていたからだし、深川さんがメンバーからもファンからもすごく愛されているということを実感できたからです。

卒業コンサートらしく感動する場面もたくさんあって堪えきれずに後半はずっと泣いていたんだけど、最後は本当に今いるこの空間が幸せすぎて泣いていました。コンサートであんなに泣いたのは初めてだったなぁ。

改めてすべての人を笑顔にするパワーを持った「深川麻衣」という人のすごさを見せつけられて、深川さんに出会えてよかったと心から思ったコンサートでした。


では、セットリストに触れた感想を。


M-0 Overture
Overtureが始まる前にメンバー1人1人から深川麻衣さんに向けた一言が深川さんとのツーショット写真と共にスクリーンに映し出されました。メンバーからの一言がそれぞれ深川さんの存在の大きさを物語っていていきなり泣きそうに…。最後、橋本奈々未さんからの「まいまい、始めますよ」でOvertureが流れ始めた瞬間、コンサートに対する期待感が最高潮になるという素晴らしい始まり方でしたね。


M-1 ハルジオンが咲く頃
M-2 太陽ノック
M-3 夏のFree&Easy
M-4 ガールズルール
M-5 何度目の青空か?
Overtureが終わり、暗闇から深川さんが現れて『ハルジオンが咲く頃』!最初から紛れもなく今日の主役が深川さんであると見せつけてくれました。そこから立て続けに夏シングルが来て、さっきまで泣きそうだったのが嘘みたいに明るい気分に。一気にコンサートの楽しさに引きこまれて音楽の力を感じました。


MCでは深川さんのケータイに入っているメンバーの動画を紹介するという「MaiTube」企画を。始まる前に「みんな、ごめんね」って謝っちゃう深川さん(笑)
ここでは『ぐるぐるカーテン』のレッスン風景と川村真洋さんが『気づいたら片想い』をポルノグラフィティ風に歌ってる動画が流れました。ぐるカーの映像はさすがにみんな若くて、今では着ないようなレッスン着を恥ずかしがってるのかわいかったな~。そんな流れなのに生田絵梨花さんが当時から背が高かったのにフロントだったからずっと膝曲げて踊ってたっていう謎の主張を始めたのめちゃ面白かった(笑)


M-6 狼に口笛を
M-7 左胸の勇気
深川さんが参加したアンダー曲!『狼に口笛を』は最近ちゃんと歌詞を知ってすごく深川さんに合ったいい曲だなぁと思ってたので、初めて生でパフォーマンスを見られてうれしかったです。


M-8 不等号
M-9 せっかちなかたつむり
『せっかちなかたつむり』は前から深川さんが希望してた通りフルでの披露!2番に入った瞬間会場が一気に盛り上がりましたね。やっぱりかわいい曲だ〜。


M-10 やさしさなら間に合ってる
M-11 でこぴん
M-12 指望遠鏡
M-13 人はなぜ走るのか?
『でこぴん』もコンサートで見たことなかったから見られてうれしかったです。間奏では深川さんから歌唱メンバー全員と観客にでこぴん!うれしそうにでこぴんされに行くメンバーかわいい。でこぴんする深川さんももちろんかわいい。
その後の曲を深川さんだけ『でこぴん』衣装のまま歌ってたのもよかったな〜。


M-14 ギガ200
突然スクリーンに深川さんが作ったキャラ「もちうさ」登場!めちゃかわいい声で自己紹介とかいたずらの報告とか。途中で深川さん本人がアテレコしてることに気づいてびっくりしました。うまい!かなり好きだったなぁ。
後半生駒里奈さん演じるギガちゃんも登場して2匹でかけ合い。「そだね〜」のくだり面白かったです(笑)

VTRが終わってギガ200登場!もちろんあの犬の着ぐるみ衣装で!
うむ。かわいい。地味にちゃんと別のアイドルグループとしてパフォーマンスしてたからいい気分転換になりました。


その後のMCでは深川さんの聖母エピソードを。伊藤かりんさんの移動中かなんかに誤って深川さんを殴ってしまった話が面白かったです。それ以外は何か普通にいい話だからどう反応していいかちょっと困ったり。ついオチを欲しがってしまうね(笑)


M-15 メドレーコーナー
 僕がいる場所
 革命の馬
 何もできずにそばにいる
 吐息のメソッド
 心の薬
 失いたくないから
 Tender Days
 羽根の記憶
 人間という楽器

本編としての小休止を挟んでからの怒涛のメドレー素晴らしかった!こういうのが見たかったんだよ〜!深川さんは常に中心にいて1曲ごとに周りのメンバーは変わっていって。衣装も深川さんだけずっと白で他のメンバーは曲ごとに揃っていて。セレモニーとしての特別感を出しつつ、曲そのものが持つ意味を明確に打ち出すような演出もされていて本当によかったです。

普段のコンサートではあまり披露されない曲も多く披露されたけど、パフォーマンスと共に歌詞がどんどん身体に入り込んでくるような感覚を味わって、乃木坂が歌っている曲の良さを改めて実感できました。こういうコンサートならではの体験をできたのがうれしい。


今回もちろん感動する場面はたくさんあったんだけど、あくまでも歌って踊ることを軸にしていてコンサートの構成としても今まで見た中で一番よかったんです。深川さんがどこまで構成に関わっていたのか分かりませんが、ファンが見たいものと自分が見せたいものを的確に判断してバランスを取るのがすごく上手な人だと思っていて。乃木坂で今後こういうコンサートが続くといいなぁ。


M-16 世界で一番 孤独なLover
M-17 ポピパッパパー
M-18 月の大きさ
M-19 転がった鐘を鳴らせ!
かっこいい曲が続いてさらにテンション上昇!私がいたスタンドの方にもトロッコで深川さんが現れてうちわ振りまくってました。ちょうど近くに来た時は反対向いてて残念だったけど、その時深川さんは今野さんと目が合っていたらしい(笑)


その後のMCは「MaiTube」第2弾。いくちゃんが新幹線で勉強しながらノリノリで歌い上げる動画を見せてくれました。深川さんはいくちゃんのこういう所好きだよね。いくちゃん面白いよ。本人全然覚えてないってのがまた(笑)


M-20 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
M-21 扇風機
M-22 命は美しい
M-23 制服のマネキン
M-24 バレッタ
ここもかっこよくて美しい曲が続いてよかったなぁ。『あの日…』は深川さんが好きな歌詞であげてた曲だし、『扇風機』は次のシングルセンターの齋藤飛鳥さんがセンターの曲だし。一緒に「あ〜」できたのも楽しかった!『命は美しい』『制服のマネキン』『バレッタ』も大好きな曲だからしっかり踊ってるのを見られてうれしかったです。


M-25 ダンケシェーン
自分はちゃんと聴き取れなくて惜しいことしたなと思ったんだけど、最初の部分をいくちゃんが「まいまいの温かいそのすべてが好きだった」ってほんとに深川さんに向かって捧げるように替え歌で歌ってくれてさすがでした。

曲終わりにいくちゃんも言ってたけど『ダンケシェーン』は別れの時に感謝を伝えるような曲だから、全力で「ありがとう!」って深川さんに向かって伝えましたよ。いつもはノリが良くてネタ曲みたいになってるけど、これも曲本来の意味を取り戻したようなパフォーマンスでした。

「やっぱまいまいだなー!」


M-26 悲しみの忘れ方
本編最後の曲は『悲しみの忘れ方』。その前のMCで「今まであっという間で体感3分くらい」と話す深川さん。寂しさが押し寄せそうな時必ず笑わせてくれるんだよね。

曲中ステージの中央に立ってる深川さんにメンバーが順々に寄り添って歌っていくという演出があったんだけどすごく泣いてる子もいて切なかったなぁ。

曲が終わって深川さんは「今日ここに来れなかった人にもありがとうございましたと伝えてください」と言っていて、この人は自分の卒業コンサート本編最後っていう状況でもこれほどいろんな立場の人を想像できるのか…!と圧倒されました。


EN-1 強がる蕾
本編が終わってすぐにアンコールの声。しばらくして若月佑美さんナレーションによる深川さんの5年間の歩みをまとめたVTRが流れ始めました。オーディションの頃から今までの深川さんのいろんな表情を見てまた泣きそうに…。

VTRが終わり、深川さんが1人でステージに出てきて『強がる蕾』。深い紫色のワンピースがとてもよく似合っていました。客席も緑一色に染まっていてきれいだったなぁ。かわいらしい、でも芯の強さを感じさせる深川さんの歌声。歌詞を何回も間違っていたけどそれもまたよし。「思い出に負けないように/顔を上げて微笑みながら/一人で決めたことを今踏み出そう」がたぶん全部「寂しさに負けないように/次の季節楽しみにして/新たな夢のその続き見つけよう」に変わっていたのでわざとかなとも思ったけど…。

泣きながら歌っていたのに歌い終わってすぐ「私歌詞間違えてませんでした?」って涙拭いながら笑って観客に聞いちゃうのずるい。かわいい。面白い。感傷に浸る間もなく笑顔にさせられちゃいました。


深川麻衣さんからの手紙
ここで深川さんからメンバー、スタッフ、ファンに向けた手紙が読まれました。緊張してちゃんと伝えられないかもしれないから手紙を書いてきたとのこと。スタッフさんにもメンバーやファンと同じくらいきちんと感謝の気持ちを伝えるのが深川さんなんだなぁ。

手紙の中で印象的だったのが「私は今までみなさんにたくさん助けられてきたけど、私はみなさんの力になれていたでしょうか?」という言葉。この日だけではなく他の場面でも「卒業したら直接みなさんを応援することができなくなる」という言葉をよく聞いたのですが、深川さんにとって「誰かの力になる」ということはすごく大事なことなんだろうなと思います。


メンバーからサプライズ
深川さんが手紙を読み終え、メンバーがステージに。そして次の曲振りをしようとしたところで桜井玲香さんからサプライズ発表。ステージ上でメンバー1人1人と深川さんとの時間が作られました。

マイクを通さず話していたので何を話しているのかほとんど分かりませんでしたが、ほとんどのメンバーが泣きながら深川さんと抱き合っていて、涙を堪えられなかったです。自分も含めて観客の鼻をすする音だけがずっと聞こえるという経験したことない時間だったなぁ。


1対1の空間だったからメンバーそれぞれの個性もよく出ていました。いくちゃんとかりんちゃんは自らマイクを通して深川さんに言葉を送っていてエンターテイナーだなぁと思ったし、西野七瀬さんは下からスッといく抱きつき方からもうずるかったし、衛藤美彩さんの泣き顔は妹感溢れててなぐさめたくて仕方なかったし、井上小百合さんは自分の番が来る前からずっと立ってるのがやっとなくらい泣いて深川さんにもストレートに感情を吐き出しててどれだけ純粋な人なんだろうと思ったし…。

深川さんは泣いていてもほとんどの子に対して気持ちを受け止めるようなお姉さんらしい表情で励ますように話していました。でも、桜井さんの時だけはかけられた言葉に一気に表情を崩して泣きながら抱きつきにいったように見えて。桜井さんのキャプテンとしての大きさを感じました。どんな言葉をかけたんだろう。


最後に橋本奈々未さんから深川さんへ想いに溢れた手紙が。橋本さんは本当に深川さんの幸せを願ってるんだなぁ。「最年長とか関係なく誰よりも大人だった」という言葉は橋本さんがこの手紙の中で一番ファンに伝えたかったことなんだろうなと感じました。たぶんその優しくて柔らかな雰囲気ゆえに周りには伝わりにくい部分だけど、深川さんの本質を捉えた言葉。橋本さんは深川さんの強さを誰よりも認めていて、心配しなくても大丈夫だとファンに伝えることで深川さんを守りたいように見えました。


EN-2 君の名は希望
橋本さんからの手紙が読み終わり、桜井さんの「私たちにとってまいまいは希望だなと思うので…」という曲振りからの『君の名は希望』はやばかったです。曲の中だけの架空の物語が急に自分と深川さんの物語になったような。すごかった…。

今回のコンサートでは今までたくさん歌われてる曲にまた違った意味合いを持たせる演出が結構あった気がして、そこもよかったです。


深川麻衣さんのお母さんからの手紙
ここでもう一つサプライズ!
深川さんのお母さんがステージ裏から直接手紙を読み上げました。温かくてちゃんと娘の未来を信じてるような内容。読み終わった後深川さんの第一声が「お母さん緊張してた(笑)」だったんだけど、その様子が深川さんは家族の前でも変わらないんだなぁと思えて和みました。


EN-3 乃木坂の詩
『乃木坂の詩』はメンバーと一緒に踊ったりしてやっぱり一体感が出るし、歌詞も前向きなので最後だけど明るい気分になれていいですね。
深川さんのアンコール最後の言葉も自分のことを信じて突き進む強さに溢れていてうれしかったなぁ。


WEN  ハルジオンが咲く頃
アンコールが終わって終演のアナウンスが始まっても構わず「まいまい」コール!1回目のアンコールより揃ってましたね(笑)

深川さんの「まだ曲聴きたいですか〜?」っていうアナウンスからメンバーが出てきてもう1回『ハルジオンが咲く頃』!深川さんは紫のワンピースから着替えて他のメンバーと同じライブTシャツにスカート姿で登場しました。

客席中央のステージでメンバーみんなすごく楽しそうに歌っていてたまらなかったです。途中深川さんを目立たせようと他のメンバーがみんなしゃがんだのに深川さんもしゃがんじゃって「いやいやいや…」って立たされてたり、メンバー全員が作ったアーチを深川さんがくぐって出てきたり。これ全部アドリブで自然発生したものと後で聞いて本当にみんなの気持ちが一体となった素晴らしいパフォーマンスだったんだなと思いました。あんなに幸せな空間にいられたことが幸せでした。


歌い終わった後、マイクを通さず会場全体に「ありがとうございました!」って言ってくれたのうれしかったし、最後の挨拶での「これから握手会とかで直接応援できなくなっちゃうけど、綺麗事じゃなくて本当にみなさんの、メンバーみんなの夢が叶いますように!応援しています!」という言葉に深川さん大好きだー!と思いました。あの場面でファンだけじゃなくて改めてメンバーに向かって言うところがもう。

コンサートの最後の最後はみんな涙よりも笑顔でした。
そして本当に最後、深川さんの去り際の言葉はお茶目な笑顔で「さわやかのハンバーグはオニオンソースがおすすめ!」…いや~、やられたなぁ。アイドルとして最後の言葉がこれって。深川さん最高!どこまでもみんなで楽しむ気持ちを忘れない人。


コンサートが終わって会場を出ると開演前から降っていた雨が止んで、夏のにおいがしました。大好きな人の卒業コンサート。これから会えるかどうかも分からない。でもとても幸せな気分で次の季節が楽しみだなと思えました。こう思わせてくれるのが深川麻衣さんの優しさであり、強さなんですよね。本当に大好きです。


深川麻衣さん卒業おめでとうございます!
そして、また会えると信じています。