低空飛コウ

好きなものいろいろ。

情熱大陸

今回はブックデザイナーの祖父江慎さんでした。見るまでブックデザイナーって何かよく分かってなくて表紙の図柄をかく人なのかなと思ってたのですが、そうではなくて(この人の場合)本の見た目全体をデザインしていて驚きました。ちゃんと中身を読んでその内容や作者の文体に合わせてフォントを変えたり、もちろん表紙も凝っていて規定外のつくりになっていたりして面白かったです。結構本屋には行くんですが、というか本屋でバイトしてたこともあるんですがこんな変わった本があることに気づかなかったな。
でも、本以上に面白かったのは祖父江さん本人でした。声も仕草もかわいらしくて、言ってしまえば子どものような感覚を持ち続けている人なんだと思います。番組でも少し触れていましたが、でもそれは「一般」からは外れていることでもあるんですよね。社会に出てもそんな自分を貫くには信念が必要だし、ある意味頑固でなければならないと思いますが、祖父江さんからはそれがとても伝わってきました。すごく本に対して愛情を持っている人ですね。
番組の中で印象的だったのは、表紙を裏表逆にしたものを作りたいという祖父江さんに対して、製本所(かな?)の人が作ったことがないので断るつもりで話に来たはずがいつのまにやら挑戦することになっていた場面です。あんな笑顔でやってみたら面白そうでしょ?なんて言われちゃったらやってみたくなるよなぁ(笑) いやぁ、すごく魅力的な人でした。